遠距離恋愛とホームシック

　今日は母の日です。みなさんはお母さんに何かプレゼントを贈りましたか？私は今離れて暮らしているのでカードだけ送りました。日本よりも母の日への関心が（おそらく）高く、今日はお母さんに対して子供が何かする（例えば料理、パーティーなど）家庭が多いみたいです。また、日本ではカーネーションを送るのに対し、こちらでは菊を送ります。菊？その理由は、菊＝CHRYSANTHEMUM（語尾が「お母さん」を表すMUM）、だからだそうです。シャレてますよね！
　午後はエクスカーションに行きました。今日はアイススケートです。日曜の午後は寮に生徒も少なく、いても宿題を抱えた生徒が多いので、エクスカーションに参加する人はごくわずか。スタッフを合わせて7人でした。生徒の一人がすごくうまくて、教えてもらいました。スケートなんて10年ぶりです。こちらの人はスケートする時に手袋しないんですよ（私は持ってないからしませんでしたけれど）。そんなに滑らなかったけれど、何だか今日は疲れました。
　夜、母の日のプレゼントの代わりに折り紙でカーネーションを作ってプレゼントしました。また、スケートを教えてくれた生徒にもTシャツを折って渡しました。ここには日本人が多いとは言え、、折り紙を折る人はいないみたいです。日本語教師ならではのものですね、これは。
　さて、今日のもうひとつのトピックは「遠距離恋愛とホームシック」。しかしこれは私のことではなく寮にいる生徒のことです。こちらでは小学生からインターネットやEメール、携帯電話を使っていて、また格安国際電話もあって、国境を越えて連絡を取り合うのも難なくできます。そのため、生徒の彼氏は母国にいる場合が多く、遠距離恋愛も続けられるみたいです。けれど、やはり10代半ばから親元を離れて暮らす寂しさは、同じ国からの留学生が多いといっても、拭いきれないようで、特にY9、10の生徒の中には電話で話しながら（特に週末は）涙を流す姿も見かけます。私は親元を離れて長期間生活したことはない（これが初めて）けれど、もうこんな年だし、それに海外での生活（変化のある生活）は私に向いているみたいです。家族や友人と離れていても、次に会える楽しみがあるから（今回のように大きな目標がある場合は特に）、寂しいと感じることはあるけれど、そこで「帰りたい」と思うことはありません。帰るにはまだ早すぎるという感さえあります。8ヵ月後に自分が成田空港にいる姿を想像すると、「やっぱり今しかない！」って思います。
　帰国予定日まであと36週間、学校が終わるまであと30週間。
●今日の発見●
・他の国でも、母の日は父の日より盛大（？）だそうです。日本だけではなかったのですね。世界のお父さん、頑張ってください！（でも私達はお父さんに感謝してるんですよ！）
・日本以外の殆どのアジア諸国では、セカンドネームがあります。なぜ日本はないの？私の名前はいいけれど、日本人の名前は呼びにくいみたいですよ。
まだ冬服が日本からとどかないよー！