1学期のまとめ

2001年6月22日
 2学期がおわりました。学校には38日(私が風邪でお休みした分を除いた日数。本当は今学期は39日)行きました。振り返ってみると、「たった38日しか行っていないんだな」「あっという間だな」という感じです。シドニーに降り立ってから、最初の方は新鮮なことが色々と続いていたので発見の毎日でしたが、慣れるに従って、決して惰性で生活していたわけではないけれど、単調になって行きました。「今日の発見」の欄にも、書くことがなくなってしまい、困った日もあります。けれど、私が他国の生徒や先生と会話が出来ればもっと色々なことを知ることができたのではないかと思います。心のどこかで「間違えたら恥ずかしい」という気持ちがあるのでしょうか。会話をしたくてスタッフルームに行ったり、また、生徒と会話をするためにコモンルームに行ったりしても、結局挨拶だけで終わってしまうということが多かった1学期間でした。いつも「これではダメ!」と思いつつも、62日間も過ぎてしまいました。
 さて、こちらの学校生活ですが、たまに日記に載せますけれども、日本の学校とは違います。教育制度もそうですが、授業中の雰囲気が全然違います。日本の詰め込み勉強がこちらにはありません。授業中は生徒が活発に発言し、先生もそれに対して返答する、といった具合に対話が多いのです。日本に留学していた生徒が言っていました。「なぜ日本の学校は授業中に生徒が発言してはいけないのに、眠るのはいいのか」と。私はそれが当たり前のような環境で過ごしていたのでそう指摘されるまでは日本の教育制度がどんなものなのかわかりませんでした。ただ、学生の頃から、「日本の教育は大学入学のための手段」という印象は持っていましたけれども。確かに、中高生に関して言えば、日本の学生の方が「詰め込み」勉強をやっているから知識はあるかもしれないし、詰め込まなくてはいけないからたくさん勉強しているようにも思います。新しい世界に入って初めて自分のいた環境を見直すことができるのだな、と改めて実感しました。
 寮生活は快適です。文化の違いに戸惑いを覚えることもありますけれども、こんなに多国籍の中で生活できるのは、メルボルン特有、この学校特有のものかも知れません。
 それにしてもこちらに来て太ったし髪の毛も伸びたし…外見が変わってしまいました。外見が悪い方に行っている分、内面は良い方に向かってくれないかな…と思う毎日です。「日本食大好き!」と言う留学生が非常に多いのですが、私も日本食は勿論、こちらのカロリーの高そうな食事も好きです。ただ、こちらの人のようにお砂糖をいっぱい入れたり、ケチャップをたくさんかけたりはしませんが。
 さて、今日の夜から3週間、本当に「日本」を離れた生活をします。と言っても、こちらには「日本語教師アシスタント」として来ている訳ですから、スティ先でもちょっと日本を紹介したいと思います。2軒目のファミリーは日本にとても興味を持ってくださっているということで、今からとても楽しみです。ファームスティにはいつも助けてもらっている日本人の生徒はいないので、自分でコミュニケーションを図るしかありません。人と交流を持つことは大好きなので、あとは私の努力あるのみです。ホリデー中にもどんな出会いがあるのかな。楽しみです。

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