再び寮へ

2001年7月16日
7月17日の日記
 日本は夏ですね。こちら(メルボルン)は今、一年で一番寒い時期となっています。
 昨日休暇を終え、今日から学校が始まりました。今日は私のホリデーについて書きたいと思います。
 6月23日から昨日まで3週間の休暇となり、2軒のファームにスティさせていただきました。最初の2週間はDarnumという所で、4人の家族に出会いました。そこでは主に食用牛を飼育していて、私は毎日牛達に藁をあげる仕事を手伝いました。ホストのお母さんが色々と教えてくださる方で、オージーライフについて、また、ファームについて学ばせて頂きました。ネットボールや本場のフットボールを見に行ったり、釣りに行ったり、乗馬をしたり、私にとって海外初の食べ放題に行ったり…ファームでの生活が主でしたが、私はすっかりファーマーになりました。また、お母さんが毎朝放送されるJapanese News(朝5時半から。内容は前日のNHKニュース)を録画してくださったので、日本の今について簡単ではありましたが、知ることができました。このファミリーは、Labradorの売買も行っていて、犬が沢山!家の中にも絶えず犬がいて、昔犬に顔を噛まれた(そして今もその傷跡は残っています)経験のある私でも、怖がらずに毎日犬とじゃれ合って(?)いました。
 そして最後の1週間は、AlvieというGeelongより電車で1時間ほど西にある所の6人家族にお世話になりました。この家族もやはりファームを経営している家族でしたが、今度はデイリー(酪農)用の牛を200頭も飼っていました。朝6時からと夕方4時からの2回、ミルキングを行うのですが、ここでは私が前のホストファミリーから学んだノウハウが活かされることがなく終わってしまいました。でも、乳搾りととりたての牛乳の試飲をさせて頂きました!また、ミルキーウェイを見たり、牛が生まれる瞬間を見たり、Great Ocean Roadに行ったり、ホームパーティに参加させて頂いたり…前のファミリーでは経験できなかったことをさせてくださいました。それと、こちらのファミリーは以前日本人留学生を4人受け入れたことがあり、日本にとても興味を持ってくださっています。だから日本語の歌や挨拶や習慣を教えたりもしました。持っていった教材が少し生かされて嬉しかったです。
 同じ「オージー家庭」の「ファーム」でしたが、それぞれ生活の様式も家族関係も違っていて、学ぶことが多かったです。一つだけ同じだったのは、双方ともに時間の流れが遅いと言うことです。都会(?)での生活が長い私にとっては、田舎での生活の流れは、却って時間を持て余すばかりでした。大自然の中での生活はとてもいい経験になりましたが。
 1軒目のホストファミリーの所へ友人が短期で泊まりに来たのですが、そこで焦りを感じました。それは、友人が英語の聞き取りのみならず、話すことができていたからです。同じ期間こちらにいるのにこんなにも差が出ているなんて…と、マイペースに英語を学んでいた私にとって、刺激というよりもそれが焦りにつながり、間違えることが怖くなってほんの一時期英語が話せなくなってしまいました。今は、英語力の向上よりも他に得るものが多くあるということに気づいたので、英語の良し悪しはそれほど気にしなくなりましたが。
 ただ、休暇中も、そして今も思うことですが、私はオーストラリアに日本語教師アシスタントとして来たのだから、やはりアシスタントとして学校にいる時間が自分にとって一番充実しているのではないかと思います。
 休みの間にも色々な出会いがありました。次の学期(私にとっては2学期目、だけど学校自体は3学期目)はどんな出会いが待っているんだろう…。ちょっと楽しみです。新しいことに挑戦したいと思っています。

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