国際理解
2001年8月10日 朝からとってもすばらしい日でした!風もなく、天気も晴れていました。こんな日がこれからも続けばな!
今日は3時間スペアでした。例の日本文化の紹介文を考えていました。文法に拘るとなかなか先に勧めないんですよね…。やっぱり今日も終わりませんでした。
さて、今週は日本にとって歴史の節目。Y5とY8で広島の原子爆弾について書かれた絵本を読みました。いつも授業中の雰囲気がそわそわしている両クラスですが、今日は誰もが聞き入っていました。表情はみんな真剣。日本は昔、オーストラリアを襲撃したことがあるので、生徒の方からその話を出してくるのではないかと不安でしたが(それに対する考え方を述べられるほど私の英語は凄くない)、生徒達は原爆そのものにも、またその本の主人公のその後にも興味を示していました。そして、(毎年この時期には千羽鶴を折って戦争で亡くなった人を悼む、という話をして)みんなで鶴を折りました。生徒達は鶴を折るのが楽しかったようで、今日の授業は私も楽しむことができました。それにしても、実は半分以上の生徒が折り方を知りませんでした。折り紙を全く知らない子もいれば、私以上に色々な折り方を知っている生徒もいて面白いものです。
ところで、日本人の生徒からこんな話を聞きました。以前彼女は歴史の授業の時に、日本がオーストラリアを襲撃したという事実を学んだそうです。その時、彼女はクラス中から避難を浴びたそうで肩身が狭かったと言います。
歴史の中で戦争というこの上ない惨忍な時代がありました。私はそういう時代に生まれ合わせなかったことをとても幸せに思います。けれども、今特に日韓で問題になっているように、戦争に関係しなかった私達の世代でも、自分の国の歴史に対して目をそむけることは良くない、むしろ恥ずべきことだと思います。実際今自分自身があるのもそういう歴史があってこそ(そういう意味でも、自分自身を大切にしたいです)。この冬ヨーロッパに行った時に、ドイツが自国の戦犯について隠すことなく観光客に歴史の1シーンを公開していました。そういう姿勢って日本にはないですよね。今日本の国会では首相の靖国神社参拝でかなりもめているようですが、靖国神社参拝問題がどういうものなのか理解している人もそんなに多くないだろうし、そもそも歴史を隠蔽するような日本の態度にも批判は集まるばかり。「国際化」を叫んでいる日本(しかもG7の一員となっているほど国際的には大きな位置を占めているのに)って、他の国からどう思われているんだろう。国際化を進めるほど、生徒が経験したようなことはこの先も起こると思います。私自身ここでは肩身狭い思いをすることはありませんが、世界的に見たら、日本はまだまだ小さな国なのかも知れないな、と思いました。まだ日本には世界に門戸を開くような器は整っていないのではないでしょうか。
とてもいい天気だったので、Mt.Elizaまで買い物に行きました。ついでに郵便局に寄って新しいポストカード(たまる一方…)も買ってしまいました。こちらは何から何まで大きい上に安いので、日本に帰ったらものすごくケチになってそうです(日本のものは高くて小さいから)。
ディナーの後、シアターで『The wedding planner』を見ました。映像があったので内容はつかめましたが、言っていることが未だによく理解できません。周りの人が笑っているシーンも私はシーン。寂しいものです。
●今日の発見●
・日本のお菓子って一つ一つ(アメなど)包み紙がしてありますよね。よく考えてみたら、私が小学生の時、可愛い包み紙があったらコレクションしていたものでした。今日Y8の生徒が日本で買ったお菓子の包み紙を大切にとってあるのを見せてくれて初めて気づきました。
・今は親日派の人が多いようだけれども、戦争経験者の人の中には反日派の人もいます。オーストラリアに来るまで、日本がオーストラリアを戦時中攻撃したことがあったことを私は知りませんでした…。国際化って、そういう歴史も含めて理解しなければならないのだと改めて思いました。
●今日の英会話●
「映画が始まるまであとどれくらい?」→How much time is there before the movie starts?
●今日の出費●
・食費: 9.60
・ポストカード:9.90
・雑費: 3.00
今日は3時間スペアでした。例の日本文化の紹介文を考えていました。文法に拘るとなかなか先に勧めないんですよね…。やっぱり今日も終わりませんでした。
さて、今週は日本にとって歴史の節目。Y5とY8で広島の原子爆弾について書かれた絵本を読みました。いつも授業中の雰囲気がそわそわしている両クラスですが、今日は誰もが聞き入っていました。表情はみんな真剣。日本は昔、オーストラリアを襲撃したことがあるので、生徒の方からその話を出してくるのではないかと不安でしたが(それに対する考え方を述べられるほど私の英語は凄くない)、生徒達は原爆そのものにも、またその本の主人公のその後にも興味を示していました。そして、(毎年この時期には千羽鶴を折って戦争で亡くなった人を悼む、という話をして)みんなで鶴を折りました。生徒達は鶴を折るのが楽しかったようで、今日の授業は私も楽しむことができました。それにしても、実は半分以上の生徒が折り方を知りませんでした。折り紙を全く知らない子もいれば、私以上に色々な折り方を知っている生徒もいて面白いものです。
ところで、日本人の生徒からこんな話を聞きました。以前彼女は歴史の授業の時に、日本がオーストラリアを襲撃したという事実を学んだそうです。その時、彼女はクラス中から避難を浴びたそうで肩身が狭かったと言います。
歴史の中で戦争というこの上ない惨忍な時代がありました。私はそういう時代に生まれ合わせなかったことをとても幸せに思います。けれども、今特に日韓で問題になっているように、戦争に関係しなかった私達の世代でも、自分の国の歴史に対して目をそむけることは良くない、むしろ恥ずべきことだと思います。実際今自分自身があるのもそういう歴史があってこそ(そういう意味でも、自分自身を大切にしたいです)。この冬ヨーロッパに行った時に、ドイツが自国の戦犯について隠すことなく観光客に歴史の1シーンを公開していました。そういう姿勢って日本にはないですよね。今日本の国会では首相の靖国神社参拝でかなりもめているようですが、靖国神社参拝問題がどういうものなのか理解している人もそんなに多くないだろうし、そもそも歴史を隠蔽するような日本の態度にも批判は集まるばかり。「国際化」を叫んでいる日本(しかもG7の一員となっているほど国際的には大きな位置を占めているのに)って、他の国からどう思われているんだろう。国際化を進めるほど、生徒が経験したようなことはこの先も起こると思います。私自身ここでは肩身狭い思いをすることはありませんが、世界的に見たら、日本はまだまだ小さな国なのかも知れないな、と思いました。まだ日本には世界に門戸を開くような器は整っていないのではないでしょうか。
とてもいい天気だったので、Mt.Elizaまで買い物に行きました。ついでに郵便局に寄って新しいポストカード(たまる一方…)も買ってしまいました。こちらは何から何まで大きい上に安いので、日本に帰ったらものすごくケチになってそうです(日本のものは高くて小さいから)。
ディナーの後、シアターで『The wedding planner』を見ました。映像があったので内容はつかめましたが、言っていることが未だによく理解できません。周りの人が笑っているシーンも私はシーン。寂しいものです。
●今日の発見●
・日本のお菓子って一つ一つ(アメなど)包み紙がしてありますよね。よく考えてみたら、私が小学生の時、可愛い包み紙があったらコレクションしていたものでした。今日Y8の生徒が日本で買ったお菓子の包み紙を大切にとってあるのを見せてくれて初めて気づきました。
・今は親日派の人が多いようだけれども、戦争経験者の人の中には反日派の人もいます。オーストラリアに来るまで、日本がオーストラリアを戦時中攻撃したことがあったことを私は知りませんでした…。国際化って、そういう歴史も含めて理解しなければならないのだと改めて思いました。
●今日の英会話●
「映画が始まるまであとどれくらい?」→How much time is there before the movie starts?
●今日の出費●
・食費: 9.60
・ポストカード:9.90
・雑費: 3.00
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