今日はとうとうY12の卒業式です!
 例年、卒業式の前日・当日には校内・校外で数人の生徒は騒ぐそうで(その騒ぎ方が凄い。昨日他の学校で卒業式があって、聞くところによると、学校の近くの駅は落書きをされ、校内・校外では牛乳や生卵、水鉄砲が飛び交っていたそうです…、この学校でも、内部生だけでなく、外部生が侵入して学校が荒らされることを恐れて)、木曜日の晩から夜通しで警備がされていました。昨日、Mt.Elizaへ行く途中、生徒の一人が生卵を投げられたそうで、今日の天気予報は「曇り時々生卵」でしたが、予報は予報、実際には何も起こりませんでした(良かった…)。ちなみに、昨晩、外で叫び声が聞こえました。
 朝学校に行った時にはむしろ静かで怖いくらいでした。でも、すぐにY12が大声で歌いながら廊下を行進しているのを聞いて、私もわくわくして来ました。
 今日の予定は、9時半からY12の生徒と先生、父兄のValedictory Service (Chapel Service)というのがありました。これは結構厳か(といっても、やはり日本の卒業式ほど厳粛ではありません)で、Y12の先生や生徒の代表が聖書の一節を読み、校長先生から祝辞(?)が読まれ、数人の生徒が歌を歌う、というものでした。この式ではブレザーが強制されていたのですが、着ていない生徒もいましたし、また、式の間ずっと戸は開けっ放し、父兄も服装は普段着みたいな感じで、「formal」とは言われていたものの、日本の厳粛な式を経験している私としては、全然formalではありませんでした。式は1時間もしないうちに終わりました。けれども、中には涙を流す生徒も見られ、私も貰いなきしそうでした。
 そしてその後、Y12の生徒は自由時間(他の学年は授業)。私はその後は授業だったので、あまり良くは見られませんでしたが、仮装パーティーみたいでした。みんな制服にメッセージを書いたり書いてもらったり、色々な服装をしたり(牧師さんの格好や、フランケンみたいな格好、マイケルジャクソンみたいな格好etc)、みんな凄くはじけていました!
 お昼の後は涙、涙(?)の卒業式です!予めどんなものかは簡単に聞いていたのですが、思っていた以上のものでした。最初にY7〜11の生徒・先生が席に着いていて、音楽にのってY12の先生と生徒がtutorialごとに入場しました。先生と生徒は手をつないで、中にはスキップしながら入場する生徒もいて、入場から言って、日本の卒業式とは正反対です。そして、Y12は全員壇上に座りました。その後は、生徒のヘッドが式を仕切りました。Y12の代表が歌を歌ったり、バンドを披露したり、またY11が歌を歌ったり…。そしてヘッドによる「思い出の名台詞集」が発表されました。これはY12の中で今までの学校生活の中で面白い、記念すべき名言を集めたそうです(私も昨日、生徒から「Y12 Japanese ‘01」というのを貰いました)。けれども、とにかく早口で何を言っているのかわかりませんでした。それでも周りの人は大笑い!おかしさのあまり涙を流す人もいて、涙、涙の卒業式(?)!そして、最後はtutorial group毎に卒業証書みたいなものを一人ずつ渡されました。先生が生徒の名前を呼んで、校長先生が一人一人に修了書を渡し、一つのtutorialが壇上に一列に並ぶと生徒が一発芸(一瞬芸)のようなを。端から端までハグをしていったtutorial、可愛いポーズをとって見せたtutorial、予め紙に一人ずつ違う文字を書いてそれを順番に見せて一つの文章を作ったtutorialなど!私はどのtutorialにも知っている生徒がいたので、写真を撮るのに精一杯でした。運良く、式が終わった後には天気が一時回復し、外で写真タイム!私も日本語のクラスの生徒達と写真を撮りました。その時、生徒達から「Thank you Yuki」というカードを貰って私は大感激!!生徒一人一人(計11人)からのメッセージが寄せられていました。凄く嬉しかったです。
 本当にこれが最後なんて信じられません。でも私は寮にいるので、生徒が登校した時にはいつでも顔を合わせられると思います(私がこの学校にいる限り)。
 8月以降時間がたつのがとても早く感じます。それはこちらの生活に慣れ、毎日が本当に充実しているからだと思います。私の場合は日本語教師アシスタントとしてはマイナーな形のアシスタントですが、0から教える日本語ではなく、土台がある上で教える日本語というのも実はとても大変なのだということがわかりました。Y12まで続けるのはとても大変なことで、そんな大変な思いをしてまで日本語、日本について学んでくれた生徒にとても感謝しています。明日はValedictory Dinner、日本語の筆記テストが終わった後は日本語のクラスでランチを食べに行くそうです。それに、中には来年日本に留学や旅行で行く生徒もいるので、私達はこれからも多分Keep in touchでしょう!
 夜、中国人の生徒に麻雀を教わりました。でもあまり理解できませんでした。7
(注)本当のお別れは来月のSpeech Nightです。

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