私のお気に入りオーストラリア〜ベスト9〜
 ここも観光地としては有名ですよね。でも、日本からのパックツアーには殆ど載っていません(というか、見たことがない)ので、紹介したいと思います。
 『地球の歩き方』を呼んで、一度は行ってみたいと思っていたFraser Island…。でも、インドネシアの旅で(参照;私はインチキラウンドを、Melbourneから始め、以後Tasmania→Melbourne→(Adelaide)→Perth→Indonesia→Cairns→以降東海岸を南下→Sydneyという感じで回りました)バンクカードをなくし、クレジットカードの生活になってしまったため、経費削減を考え、飛ばそうとしていたところへ、Cairnsのバッパーで一緒になった人達からmustの一つだと言われ、行くことにしました。問題はもうひとつ、Fraser Islandのツアー(単独ではちょっと無理)に参加するには、その前後計2泊はHarvey Bayという所に泊まらなくてはいけなかったからです。なぜかHarvey Bayに関する資料は少なかったため、宿とか周辺事情についての不安があったのです。でも、Cairnsのバッパーで手配してもらったので行くことにしました。前置きが長くなりました。
 ツアーは色々出ていますが、2泊3日で大体200ドル前後。私の選んだツアーは、Fraserのツアーで唯一フロントフェイスのジープでした。Fraser Islandは人口の道路がなく、ほぼ全土が白砂で覆われています。そのため、乗用車では陸の上を走れません。それと、ツアーと言っても、ガイドがいるツアーはわずかで、殆どの人が「Self Drive」という形式のツアーに参加します。これは、グループの誰かが地図を頼りに運転し、自分達で自由な時間を過ごすというもの。ただ、自由な時間と言っても、効率良く回るため・安全性のため、ある程度の進路は決められています(前日にオリエンテーションみたいなのがありました)。大体一つのグループに6〜9人で参加します。私の参加したグループは、カナダ人4人、イギリス人1人、韓国人1人(+私)でした。朝早くHarvey Bayを出発して船でFraser Islandに渡ります。日差しは強い上に、白砂で反射を受けるので日中はかなりの暑さになります。地図で見ると小さな島(大陸に比べたら)ですが、実際に回ってみると結構広い上に道が勿論舗装されていなく、上下に左右に揺れ頭をぶつけながら結構な時間車の中でした。運転は男の人に担当してもらったのですが、大変そうでした。砂丘は海風、谷風で絶えず風化されるため道の変わり方が大きく、そのため運転もますます困難になるのです。でも、波打ち際を走るジープの姿は(おそらく)かっこよく、なおかつ爽快なものでした。
 さてさて、ツアーの間何をしたかというと、まず3食自分達で作ります。Fraser Islandの水は飲めないので、島入り口にある指定された水道水のみが使えます。初日に汲んだ水で3日間もたせるというのは意外に大変なもので、私達は水の大切さを改めて知りました。
それと、日中は主にドライブ、ですかねぇ…。Fraserは水に恵まれています。見所はなんと言っても湖です。本当に素晴らしかった!湖水は海面下が見えるくらい透明でした。他にも、紅茶の木々の近くにあったために湖水の色が茶色になったと言われている“美にいい”湖、バスクリンを入れたみたいな緑色し、小魚と一緒に泳げるという湖にも足を運びました。実は現地ではシャワーを浴びるところがなく(ホテルにだけ設置。私達は勿論テントです)、昼間はダクダクの汗をかくし、そして湖で泳げば砂が水着の中に入ってしまうのですが、3日シャワーなしで過ごさなくてはいけないわけです!衛生的には良くないですよね。それもあってか、Fraserの人々は朝夕以外は水着です。都会生活とはかけ離れています。オーストラリアでの私の生活は、日本の生活と比べると殆どが現実離れに近いですが、この島では特にそうでした。
 そうそう、Fraserと言えば、Dingoですね。これは犬の一種らしく、その差は私にはわかりませんでした。確かなのは獰猛だということくらいです。夜になるとキャンプ場にはDingoが食料を求めて寄ってたかるそうです。たかるだけならまだしも、テントの中に入ってきたり襲いかかったりとその性格は野性そのものです。そのため、一番人が集まるというキャンプ場には、パトロールがいました。Dingo見たさに行く方は気をつけてください。
 Fraserの見所は東海岸に偏っているとのことです。私はいい人に恵まれました。中にはうまくいかず、殴り合いの喧嘩までしてしまうところもあって、私達はお互い「このグループでよかった」と言っていました。そのグループのうちの一人とは今でもたまにメールします。いい人ばかりでした。
 まだまだ他にもいいことありました。オーストラリアで一番最初に見られるという(私の英語解釈が間違っていなければ)朝日も(曇りがちでしたが)見ました。今年は初日の出を見られませんでしたが、その分、素敵な夕日を見られた気がします。ただ、残念だったのは、2日目の夜雷雨に見舞われたことです。古かった私達のテントは崩れ、ジープに避難するなど大変な夜でした。でも、それを含めても素晴らしい思い出です。私のお気に入り第9位はFraser Islandです。

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