Ross

2004年6月5日
MSNのHPに以下の記事が載っていました。
以前(2002年の日記)書いたTasmaniaのRossという町にあるパン屋さんについて。「魔女の宅急便」のモデルとなったと言われた(ワーホリの間で)パン屋さんの記事です。私も行った町です。以下、そのまま引用させて頂きました。

オーストラリア・タスマニア島中部の町ロスに、宮崎駿監督の人気アニメ映画「魔女の宅急便」で主人公のキキが下宿したパン屋のモデルになったといわれる店がある。うわさは数年前から日本の若者たちの間で広がり、一目見ようと熱心なファンがはるばる訪れるようになった。経営者のクリスさん(60)は「最初はなぜ日本人がやってくるのか分からなかった。でも人口300人の小さな町が注目されるのは大歓迎だよ」とうれしそうに話してくれた。
 約150年の歴史を持つ「ロス・ビレッジ・ベーカリー」は、町を南北に貫く教会通りの北の外れにある。入り口の扉を開けると、焼きたてパンのいい香りが出迎えてくれる。店の奥にはタスマニア最古というレンガ造りのパン焼き窯があり、今もまきを使ってパンを毎日作り続けている。昔ながらのパン屋の風景は、確かに映画の一シーンを連想させる。

 さらにパン屋の裏手から階段を上ると、映画と同じく旅行者が実際に宿泊できる屋根裏部屋がある。映画の中でキキが暮らしていた部屋と比べると小さいが、三角屋根で出窓があるなど共通点は多い。1泊70豪ドル(約5600円)の屋根裏部屋に宿泊を希望する日本人は多く、クリスさんは映画にあやかり「キキの部屋」と名付けた。キキの愛猫ジジのぬいぐるみも飾られ、ファンタジーの世界が演出されている。

 ところでタスマニアのパン屋は本当に映画のモデルなのか。宮崎アニメの制作会社スタジオジブリによると、「魔女の宅急便」はスウェーデンのストックホルムやバルト海に浮かぶゴトランド島を取材しており、全体として北欧の街をイメージしているようだ。ただ、実際の制作にあたっては世界のさまざまな地域が部分的に取り入れられているそうで、パン屋のモデル説に信ぴょう性を与える一つの要因となっている。

 店内に備え付けてあるノートには、来訪した日本人の若者が記念に自分の名前を記帳している。その数は年間1000人にのぼるという。なかには中国や韓国などアジアからの若者の名前も見られ、うわさの国際化をうかがわせた。映画のモデルであることの真偽はさておき、このパン屋が世界中の宮崎アニメファンの“巡礼の場所”となっているのは確かなようだ。【田中洋之】

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