英語にならない日本語たち
2004年10月8日 お仕事今週は仕事しかしてない気がします。
家は引越し以来、最高の散らかりようです。
今月末〜来月上旬に友達が遊びにくるのでかたずけておけなくては。
さてさて、たまには仕事の話もしてみましょう。
私の仕事は翻訳コーディネーター。あまり聞きなれない職種ですが、とりあえず私の勤めている会社では、営業から事務やらいろいろとやります。でも主な業務は翻訳チェック。
今私が受注しているのは某有名企業の環境報告書です。
去年初めて受注したのですが、その時の評判がよく、今年も再度依頼をいただきました。和文英訳の場合は、多くが日本人の翻訳者がやったあとにネイティブのチェックが入るという形式をとっていて、この報告書についても同じことがあてはまります。
環境報告書って、日本語だとかなり曖昧と言うか、オブラートに包んだ言い方をするものですが、それをそのまま英語にしてしまうと、ネイティブからすると「???」という感じにしか受けられないらしく、かなりの割合で削除されて返って来ます。
今回の翻訳者は優秀な方で、翻訳漏れもないし、「一文一文訳すと英語としては意味が続かない」と訳注をいれながらもきちんと丁寧に訳してくださいました。そして仕上がった枚数が36枚だったのですが、ネイティブから返って来たときには26枚になっていました。
ネイティブの人がいうには、「意味無しフレーズが多い」「くどい」との回答。
んー。
こちらの判断で勝手に削ってしまうのはよくないのでは?
そうしちゃうと翻訳の域をでちゃうんですよね。
最近、プレスリリースみたいなのの翻訳も来るようになったのですが、そういう翻訳も、専門的な医学文書とまた違った難しさがあります。
医学の場合は一言一句たがえてはいけないという難しさ。
一方、口語的な表現の混じった広報的なものに関しては、日本語にならない英語が発生するという難しさ。
私が見ても、「これは英語にしちゃ変でしょ」って思えるものをよくお見かけするのですが、それはお客さんの判断に任せることにしています。
最近ではお客さんの中にもかなり英語のできる方が多いので、厳しい指摘を頂くこともあります。
この前、別の人が納品したものにクレームが来ました。
日本語と英語が対応していないとのことでした。
よく読んでみると(これは医薬論文)確かに違うのです。
よくよく調べてみると、チェッカーの時にチェンジしたものではなく、翻訳の段階で既に間違っていました。
ただ、クレームの場合はお客さんに請求できないので、その分は私が訳し、チェッカーに見てもらいました。
あまりチェックが入ってなかったので、「私も(翻訳)できるかも」なんて一瞬思いましたが、やはり翻訳は難しいです。
今週、忙しい中で改めて発見しました。
家は引越し以来、最高の散らかりようです。
今月末〜来月上旬に友達が遊びにくるのでかたずけておけなくては。
さてさて、たまには仕事の話もしてみましょう。
私の仕事は翻訳コーディネーター。あまり聞きなれない職種ですが、とりあえず私の勤めている会社では、営業から事務やらいろいろとやります。でも主な業務は翻訳チェック。
今私が受注しているのは某有名企業の環境報告書です。
去年初めて受注したのですが、その時の評判がよく、今年も再度依頼をいただきました。和文英訳の場合は、多くが日本人の翻訳者がやったあとにネイティブのチェックが入るという形式をとっていて、この報告書についても同じことがあてはまります。
環境報告書って、日本語だとかなり曖昧と言うか、オブラートに包んだ言い方をするものですが、それをそのまま英語にしてしまうと、ネイティブからすると「???」という感じにしか受けられないらしく、かなりの割合で削除されて返って来ます。
今回の翻訳者は優秀な方で、翻訳漏れもないし、「一文一文訳すと英語としては意味が続かない」と訳注をいれながらもきちんと丁寧に訳してくださいました。そして仕上がった枚数が36枚だったのですが、ネイティブから返って来たときには26枚になっていました。
ネイティブの人がいうには、「意味無しフレーズが多い」「くどい」との回答。
んー。
こちらの判断で勝手に削ってしまうのはよくないのでは?
そうしちゃうと翻訳の域をでちゃうんですよね。
最近、プレスリリースみたいなのの翻訳も来るようになったのですが、そういう翻訳も、専門的な医学文書とまた違った難しさがあります。
医学の場合は一言一句たがえてはいけないという難しさ。
一方、口語的な表現の混じった広報的なものに関しては、日本語にならない英語が発生するという難しさ。
私が見ても、「これは英語にしちゃ変でしょ」って思えるものをよくお見かけするのですが、それはお客さんの判断に任せることにしています。
最近ではお客さんの中にもかなり英語のできる方が多いので、厳しい指摘を頂くこともあります。
この前、別の人が納品したものにクレームが来ました。
日本語と英語が対応していないとのことでした。
よく読んでみると(これは医薬論文)確かに違うのです。
よくよく調べてみると、チェッカーの時にチェンジしたものではなく、翻訳の段階で既に間違っていました。
ただ、クレームの場合はお客さんに請求できないので、その分は私が訳し、チェッカーに見てもらいました。
あまりチェックが入ってなかったので、「私も(翻訳)できるかも」なんて一瞬思いましたが、やはり翻訳は難しいです。
今週、忙しい中で改めて発見しました。
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