ニュースの天才

2005年11月21日 映画
バラエティ番組で紹介された彼。
そこで興味を持ったので観て見ました。

映画の感想は〜。
アメリカでもっとも権威のあるといわれているThe New Publicで最年少ながらもその才能を発揮し、きさくでハンサムで人気のあったスティーブン・グラス。
ところが、ある記事をきっかけに彼の築いた虚構の世界が崩されていく・・・というストーリー。

執筆した41の記事のうち、27が捏造だったというわりには、あんまりその重大さが描かれていないでしょう。本当に権威のある雑誌社なのかな〜って。

記事に対して一つ一つ嘘がばれていく過程は「なるほど」って見られたけど、嘘がばれたときのスティーブンの態度はいただけませんね。

それより、この邦題間違ってるでしょう!
もとは"Shattered Glass"。

Glassには、スティーブンの苗字と虚構で築かれたガラスの栄光みたいな意味がかけられているんだろうから、それなら…

思い浮かばない…。

せめて、「でっちあげの天才」くらいにしておけばいいのに(→これではあまりにもセンスなさすぎ!?)。
それか、「ニュースの天才〜(サブタイトル)〜」にすれば…。

誰かの思想で記事ができあがってそれが不特定多数の人の情報としていきわたるって怖いですね。
どれか真実でどれが嘘なのか、見分ける術は、普通に雑誌読んでるだけじゃわかりませんもの。
翻訳しているときだって、やっぱりネットよりもそういう権威ある情報源を信頼しますし。情報の取捨選択って難しいですね。
日本よりも自由の国アメリカでは、マスメディアに対する良悪の判断って難しそう。

ところで、今スティーブンはニューヨークで弁護士をやっているそうです。
彼のHPも見つけましたよ↓

http://www.rickmcginnis.com/articles/Glassindex.htm

〜あらすじ〜
「スター・ウォーズ」シリーズのアナキン役ヘイデン・クリステンセンが、才能ある若者の光と陰を巧妙に演じ分けた一作。権威ある政治雑誌に寄稿する若手人気ジャーナリスト、スティーブン・グラスの記事に捏造疑惑が持ち上がる。真偽を調査する編集長や、捏造を発見した側のネットマガジンの編集者、ひたすら弁明を駆使するスティーブンら…

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