私も何度か見ました。
乗客が生死をかけて、ボートに必死に乗り込もうと
している中、落ち着いてオーケストラを続ける音楽家の姿に
感動します（この人たちは、実際、二等乗客として存在しているそうです）。
「タイタニック」が感動を呼び起こすのはそこだけではないですが、アカデミー賞11部門も制覇しただけあって、
9年経った今でもすごい名作ですね。
この1997年の「タイタニック」は、
ジャックとローズの恋愛がクルーズアップされていて、
悲劇そのもの悲惨さよりも、ラブストーリーに焦点が当てられている気もしなくはないです。最初に映画化された、
「SOSタイタニック／忘れえぬ夜 (1958/英)」を一度見てみたいなぁと思っています。
で、昨日、ハイビジョンで放送されていたのを見てふと
思ったのですが、この「タイタニック」に出てくる
船長さんとタイタニックを所有する会社の社長（？）のブルース・イスメイの姿って、最近の「偽装」問題の人たちの
姿に似ているような…。
思わぬ転帰に茫然自失してしまって何もできない船長と、
責任を逃れて一人こっそりの先に難を逃れようとする社長と。
設計技師のトーマス・アンドリューの最後は
（映画によると）毅然とした態度で、
逆にせつなささえ感じました。
この時期に放送されたのは、別に偽装問題が関係しているののではなく、94年前の4月に沈没したからだと思いますが、
「タイタニック号は沈められた」という集英社の本は
興味深いです。
〜あらすじ〜
タイタニック号の引き揚げ作業を行っていたチームが、船内から1枚のスケッチを持ち帰った。報道されたテレビを見て、その絵のモデルだという102歳のローズが名乗り出た。そしてローズは、船が沈没したあの夜のできごとを語りだす…。 97年のアカデミー賞で、作品賞ほか史上最多の全11部門を受賞した名作である。夢の超豪華客船タイタ…
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