シドニーの最高級レストラン
シドニーの最高級レストラン
シドニーの最高級レストラン

Tetsuya’s

所在地:529 Kent St. Sydney, 2000
02 9267 2900
http://www.tetsuyas.com
行き方:タウンホールからKent Street沿いをCentral方向に向かって徒歩5分くらい
営業時間:ランチ:土曜日のみ12時~、ディナー:火~土曜日6時半~(日、月曜日休み)

シドニーに住んでいる、日本食ファンのオージーなら誰もが知っているこのお店!
在シドニー日本人にも有名です。
日本人シェフの和久田哲也さんの、フレンチ・ジャパニーズレストラン。
世界のトップレストラン50位内に毎年ノミネートされているくらい著名なのです。
こちらに来て間もないときに、日本人の方に、このレストランは予約で数ヶ月待ちなんですよ、
というお話を聞き、
グルメな主人はいてもたってもいられず、昨年10月頃に予約の電話をしました。
で、最初にあいているランチが2月。
ディナーになると、半年以上先になるとのことでしたので、
半年以上先の予定を入れるのもなぁと、ランチで予約しました。
そして早くもその日が来たのでありますっ!

ランチでもディナーでも、メニューは固定で、コース料理一人195ドル。
前菜でオイスターをプラスすることもできるそうですが、上記が一応、基本メニューだそうです。
さらにドリンクは別料金で、お料理に合わせてシェフがチョイスしたワイン(お料理が出てくるたびにワインが飲める)が一人90ドル。
スプリングウォーターが一人8ドル。
値段だけ見ると高いですが、料理はどれもすばらしかったです。

よくよく考えてみたら、結婚披露宴のときの料理代より安く、
披露宴では新郎新婦はほとんど口にできないのにこれより払っていたのだから、
それを考えたら、ちゃんと座ってゆっくり食べられて・・・安い、安い!?
とりあえず、結婚記念日と、私の今度の誕生日を合わせた記念ということで。

二日前にレストランから電話があって、予約の再確認とのこと。
そりゃそうですよね。
人によっては(特に土曜日のディナーだと、10ヶ月くらい待つらしい)忘れちゃいますよね。

あらかじめ、どんなお料理が出るのか、HPで予習をしていきました。
(が、メニューは少し変わっていました。)

12時の開店とともに、次々に人が店内に流れていきます。
ここTetsuya’sは、タウンホールに近いところにありながら、
高級レストランという感じのたたずまいではなく、むしろ邸宅、という感じです。
ゲートは普段は閉まっていて、ゲストが来るとリモートコントローラーにて開閉されます。
高級レストランなので、ちゃんとした格好をいていかないと入れてもらえないかも、
と若干不安でしたが、
(私はバリスタをやるつもりでオーストラリアに来たので、
Tシャツ系はたくさんあるのですが、お出かけ系のお洋服はほとんど日本においてきてしまいました)
確かにドレスアップしている人もいましたが、
アロハシャツの人や、ワンピースにビーサンという人もいて、
ああ、やっぱりオーストラリアならではだなと思いました。

入り口で名前を述べると、中へ通されました。
うわさの日本庭園とはどんなものかとワクワクしながら・・・。

席に着くと、
ウェイターさんが料理の説明とドリンクのオーダーを取りに来ました。
Tetsuya’sは、私の勝手な思い込みで、
日本人のスタッフもいるのかと思っていたのですが、
あんなにウェイトスタッフがいるのに、誰一人として日本人はいませんでした。
そういえば、電話の受付係も流暢な英語を話す人でした。

ウェイターさんは、機械的に行ったり来たり。
お水が少しでも少なくなるとすぐにつぎに来てくれるのは、目が行き届いていていいなぁと感心しました(こちらのレストランではあまり見られない光景ですので・・・)。
料理は、どうもその料理の担当が決まっているらしくて、
料理を運ぶ際には、必ず何の料理かを説明してからすっと去って行きます。
これがかなりロボット的で味気ないというか、機械的というか・・・。
中には無表情で説明してさっさと逃げていくような感じの人もいました。
それは残念だったな。

料理は、どれもポーションは小さいものの、
ゆっくり味わいながら時間をかけて食べたので、
メインに入る頃にはおなかも膨れてきました。

デザートは別腹とはよく言いますが、
この日ばかりは別腹にならず、結構苦しかったです!

料理はどれもできたてをサーブされ、
冷たいものは冷たく、
温かいものは温かいまま、
そのメリハリが効いてて、長いコース料理も飽きることがありませんでした。

ただ、Tetsuya’sは、あくまでフレンチなんだなぁと、
実際に行ってみて初めて気づきました。
昆布やのりなど、ちょっとしたアクセントに日本食が取り入れられてはいましたが、
日本食がメインになるディッシュはひとつもなかったです。
でも、フレンチの味付けに日本の食材が取り入れられるとこんな味になるんだ、
と新たな発見がありました。

店内の装飾もモダンウェスタンな雰囲気ですが、
ふとした瞬間に外を見ると、日本庭園。
このギャップがあまりにも不釣合いで、
料理はフレンチと日本食とが見事に融合されていたのに、
なんだか店内と外とがずれていてしっくりこない、というのも感想です。

締めに、コーヒー(しかも、種類がいろいろある!)とお茶とを選べたのですが、
私はカプチーノをお願いしました。
フレンチ・ジャパニーズの料理でありながら、
(イタリアンな)コーヒーはどんな味なのかと興味があったのです。
実際、泡も完璧で、味もちょうどよい濃さでおいしかったです。
ただ、なぜか湯飲みに入っていたのは、これまた不思議な感じがしました。

結局、デザート合わせて13品+パン+コーヒーが出て、
4時間ほどのなが~いランチになりました。
でも、ほんの一時、セレブな雰囲気に包まれながら、ゆったりと時間をすごすことができました。
おいしい料理をゆっくり食べられるのって、至福の時間ですね。

(こちらのブログでは写真を掲載できないのが残念…!)

コメント

nophoto
bdbkaori
2009年2月15日15:29

知らなかった…予約でそんなに待たないといけないとは。
ってか、それなら観光ガイドブック見て行こうと思った人とか無理ですやん!!
まぁしかし、そりゃさぞ良かったんやろうな~。羨ましい限りです。
でも湯のみのコーヒーは見てみたかったなぁ~。

ゆきてぃ
yukitty
2009年2月15日19:10

かおりん。
湯のみのコーヒーが気になるとは、さすがバリスタですね。
確かにTetsuya’sは、観光で来た人がふらっと行ってみようというノリでは難しいみたい。でも奥の手を発見したの。
このレストランにはたぶん50ぐらいのテーブルがあると思うんだけど、
そんなに予約している人がいれば、その中の一組くらいは当日キャンセルする人が出てくるらしい。
キャンセル待ちっていう予約もできるみたいだから、
それをやっておけば意外と簡単に入れるかも。
だってこのレストランに行く人は確実に行きたいはずで、
キャンセルがあれば行けるなんていう不安定な待ち方をする人はいないでしょ、きっと。
私は次いきたくなったらその手を使ってみようと思ってる(でも高いからなぁ)。

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