チップと日本人

2009年4月24日 日常
以前、ヨーロッパのホテル経営者が選んだ、
「お行儀のいい旅行者」ランク(国籍)が発表されました。
それによると、日本人は2年連続で一位に選ばれました!
ぱちぱちぱち~!!!
これはとても誇らしいことであります。

これに関して、外国人から見た、日本人旅行者についての
個人ブログを読んだことがあります。
うる覚えですが、
「日本人は丁寧で礼儀正しく、静かでホテルの部屋もきれい」、
と、その人もその調査結果に同意しつつも、
「その国の言葉を話そうとしない(=日本語で通そうとする)」とか、
「チップを払わない」、
という否定的な面を書き加えてました。

そのときは、なるほどなぁと思ったものの、
こちらに来て、それを目の当たりにする機会が増えました(そりゃそうだ)。

一度、シドニーCBDのカフェで、
日本人観光客が、おつりをきっちり受け取って帰っていくのを見て、
店員さん二人が「おつり持って帰ったよー」と話しているのが聞こえてしまいました。

***

私がオーストラリアから日本に帰ったあと、
オーストラリア旅行に行く友人が何人かいたのですが、
よく聞かれたのが、チップについて。

オーストラリアは基本的にチップの習慣はありません。
でも、ファーストフードでない限り、
レストランのレジにはチップ用の箱が用意されていることがほとんどです。
また、ウィークエンドやパブリックホリデーには
一定のサービス料が加算される所も多いです。

なんだ、結局は、チップの習慣はあるのね。
ということで、
私も、レストランなどでおつりの小銭はチップ箱に入れることがあります。
あと、タクシーのおつりは運転手さんにあげるとか。

でも、日本にはチップの習慣はオーストラリア以上にないし、
そもそも、サービス業のとらえ方自体に違いがあるような気がします。

こちらだと、気持のよいサービスを受けた場合にチップを渡すことがありますが、
日本では気持のよいサービスを受けたからと言って、
チップを渡すことはありませんよね。
私はまだ十数カ国しか行ったことがありませんが、
その中で日本以上に「サービス」が徹底している国はなかったように思います。
過剰すぎるくらいの日本のサービスに慣れている日本人にとっては、
海外のサービスはむしろ、物足りなくなる感じるくらいでしょう。

そういうバックグラウンドがあるので、
日本人のチップに対する認識は極めて薄いものと思います。
日本人がチップを払わないことに対して、
ケチという見方があるかもしれませんが、
でも、
外国人の方にはこれも日本の文化の一面だということを理解していただけたらな、と思ったのでした。

ごめんなさい、眠くなってきました。。。
この辺で終わりにします…zzz

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