オーストラリアの永住権
2010年5月18日 日常 コメント (2)今日は朝からずうぅっと雨で、
日中の最高気温が20度届かず、
冬を思わせる1日でした。
我が家では(というか、私だけ)
今シーズン初の、
ババシャツ記念日になりました。
暦の上では、あと半月もすれば、冬になります…。
ところで、
昨日、政府が、独立移住プログラムで永住権を申請する際にかかわってくる、
職業リストを発表しました。
http://www.immi.gov.au/skilled/general-skilled-migration/pdf/new-list-of-occupations.pdf
今まで、気象学者はポイント50ももらえたのですが、
にゃんと!
今回の改定ではリストに入っていませんでした。
がーん。
(そもそも、私が気象学者に分類してもらえるかは謎でした…ごめんなさい)
今後しばらくは、
独立移住プログラムで永住権を狙うには、
このリスト(181職種)に入っていないと無理みたいです。
これに伴って、
私の周りでも、
永住権狙いで学校に行っていた人がばたばたと母国に帰国し初めています。
調理師
美容師
会計士
この3つは、
人伝で聞く限り、
コースを取っているのは留学生ばかりだそうです。
しかも、卒業して実際にこの職業で働く人は一握りだそうです。
私の知人も、永住権目的で調理師コースをとり、
あと2カ月で学校が終わる、
というところでの発表にがっかりしていました。
残念ながら、予告通り(?)調理師と美容師はリストから外されましたが、
会計士は生き残りました。
条件が厳しいみたいですけれど。。。
***
オーストラリアは、今景気がよくて
先進国の中では一番に金利を上げ、
移民政策も積極的に行ってきています。
オーストラリア人の話を聞くと、
経済を支えるためには移民を積極的に受け入れるべきだ、
という意見と、
これ以上アジア人を増やすな、
という意見と
賛否両論あるようです。
オーストラリアは
石炭などの資源はあるものの、
他にこれと言って国を代表する産業があるわけではないので、
観光や留学からの収入は大きいはずです。
日本の永住権を考えてみると、
在留期間が10年以上ないと永住権申請の資格がない(けれど、そのほかの条件は比較的緩い。と思う)のに対し、
オーストラリアの永住権申請は、
在豪歴がなくても、他の要件を満たしていれば申請する資格が得られます。
そういう意味では、
オーストラリアの移民政策は寛容なのかなと思います。
これまでの独立技術プログラムでの永住権申請は、
たとえば、
「オーストラリアの大学で、リストに載っている職業に関連する学部を卒業した新卒者」は申請資格を得られたのに、
「ハーバード大学を卒業して仕事もバリバリこなして業績を残した人」は申請資格すら得られませんでした。
ところが、今回の改定を機に、
オーストラリアへの貢献度の高い人と重視して
移民政策を行うようになったのです。
でも、オーストラリアの留学産業、
これでちょっと右肩下がりになるんじゃないでしょうか。。。
調理師と美容師だけでも、
留学生の数って相当多いらしいですから…。
コメント
こんばんわ。
コメントありがとうございます。
そうですね、養育費のニュースはびっくりしました。
日本は国が何を目指したいかの方向性が見えてこないですよね。
オーストラリアはその点結構明確です。