原題「パンデミック

でも、邦題にすると、なんだか少し軽く聞こえちゃうのは私だけでしょうか。

<あらすじ>

未知なるウイルスの犠牲者が発見された。それは逃げ場のないという密室の中だった・・・!
そして飛行機は犠牲者を乗せたまま、世界への玄関口LA空港へ・・・!
飛行機に導かれ、ウイルスは各大都市に広がり、世界中が爆発的に感染していく!!
オーストラリア、アメリカ、日本―により世界中が未曾有の恐慌状態に陥っていく!
パニック状態を過剰に報道しようとするメディアや、騒ぎを政治的に利用しようとする政府・・・。
その間にも感染者は絶望的に増加の一途をたどる。
果たして、未知のウイルスの猛威を終息させることができるのか?



今日テレビで放送されてました。
すごいタイミングでのオンエアですねぇ~。
こんな時期でなければ、この映画見ても何とも思わないんだろうけど、
こんな時期だからこそ、不要なまでに見入ってしまいました。

全般的にちょっと大げさな気がしないでもありませんが、
世界が狭くなった今、
国境を簡単に越えて、目に見えないウィルスが蔓延しやすくなっています。
自然災害ばかりではなく、
これからの私たちは、こういったウィルスとも闘っていかなくてはいけないのですね。
パンデミックとはこういうものなのだというイメージをつかむには
いい映画だと思います。


ちなみに、この感染源となったのは、
今私がいるオーストラリア、NSW州、という設定。

オーストラリアは独特の生態系を持ち、
そのため外部からの侵入物に対しては
かなり厳しく検疫しますが、
それゆえオーストラリア特異の病気も発生しやすいのかもしれません…(!?)
(実際にはあってほしくないですが)


それにしても、日本では、
今回の新型インフルエンザに関しても、
「パンデミック」ではなく、「爆発感染」という言葉を用いたのでしょうか。
確かに、「パンデミック」は一般的に用いられる言葉ではないので、
和訳した方が実感がわきそうですが、
「爆発感染」…ちょっと何かが違うなぁ…。


あ!
「ビバリーヒルズ青春白書」のバレリー様(ティファニー・ティーセン)が主演です。


すっごーい!
唐沢寿明主演のドラマだ♪
和久井映見も出るなんて~♪

でも、私、見られないな…。

まだ子供もいないのに、何を言っているんだ!
と怒られてしまいそうですが、
言語学習に携わる身分としては、
かなり興味深い分野であります。
私は言語学者でもなければ、バイリンガル子育て中でもありませんが、
バイリンガル教育がしやすいオーストラリアならではの見聞録として
ご覧いただければと思います(→?)。

この前(http://yukitty.diarynote.jp/?day=20090426)の続き。

最近、そのお母様(日本人)と娘さん(日本人とオージーのハーフ)と一緒に食事をする機会がありました。

娘さんがどの程度日本語が理解できるのかわからなかったので、
平易な言葉で、
しかも子供にとっても難しくない、飽きないような話題をと思っていたのですが、
娘さんは、お母様と私の会話にちゃんとついてきていたし、
ほとんど理解していました。

会話の中で気がついたこと。

それは、
お母様から娘さんへのコミュニケーションは、絶対に日本語だということ。
娘さんも、お母様には大体日本語で話しかけますが、
疲れたりわからない言葉があったりすると、英語になってしまいます。
でも、英語と日本語が一つのセンテンスの中でミックスすることがないんです。
英語のセンテンスは英語、日本語のセンテンスは日本語で一貫しています。

今からさかのぼること3年。
地下鉄で(日本)、日本人のお母さんが、お子さん(ハーフ)と話しているのを聞いた私は、「ああ、なんてかっこいいんだ!」と感心しました。
だって、
「ほら、〇〇くん、そんなことしちゃだめでしょ。
シートの上にちゃんと座ってなさい。
Alright?」
って言っていた気がしますが、
日本語と英語とを自然に両方操れるお母さんに尊敬のまなざしを向けた私。
そして、それをちゃんと理解できるお子さんに憧憬した私。

さらに別の機会には、
一つのセンテンスの中で、日英がミックスしまくった会話を聞いたことがありま
す。確か、
「No!That’s really badでしょ。いい子にしなさい。
Yes,そうそう。Good boy!」
(まあ、さすがにこれはやりすぎだろうと思いましたが)


でも、実はそれはダメなのだ。

(ある時期を過ぎるまでは原則)子供には母国語しか話してはだめなのです。
中には、お母さんなりお父さんなりが複数の言語で話しかけても理解できる子はいるかもしれないけど、
基本は、子供には母国語。
これはどうやらバイリンガル教育の鉄則だそうです。

そのお母様(私の友達)は、「娘に日本語で話しかけるのは私のポリシー」とおっしゃっていました。
オーストラリアはバイリンガルが育てやすいとは言え、
英語圏でこれを貫くのって、本当に大変だろうな。
でもそれをやってのけたお母様はスバラシイ!!!
娘さんが日本語と英語がちゃんぽんにならないのは、
その徹底的なお母様の方針があってこそだったのだな~。


じゃあ、私たちみたいな純日本人夫婦の間の子供はどうすればいいのか。
どちらかが英語で話せばいいのか、それとも、
二人とも英語と日本語で話せばいいのか。
そんな疑問がわいてきますが、
それについては伺ったので、また別途改めて書きたいと思います。


そういえば、以前、こちらでこんな珍しい人に会いました。
外見:オージー(西欧人)
言語:こてこての関西弁がほぼ母国語。英語は第一外国語、みたいな感じ。
その人はおそらくハーフなんですが、
ご家族は英語を話すそうです。
オーストラリアより日本が好きで、
日本語ばっかり話していたら英語ができなくなって困っていると言っていました。
そんなケースもあるようです。




暮らし

2009年5月12日 日常
海外にいると(しかも期間限定)、
ちょっと非日常的な生活をしている気がします。

ここ数日、
私はオーストラリアで何をしているんだろう、
この9ヶ月間何をしていたんだろうと考えています。

答え。
何もしていなーい!

仕事柄、家にこもることが多く、
周りとの接触がなくて、
結局はオーストラリアにいるだけで、
日本より生活自体は充実していないんじゃないかと…。

こちらには友達もあまりいないので、
実は結構さびしい生活を送っているのかもしれません。

旦那さんの海外赴任で一緒についていく奥さまの多くが抱える悩みみたいですが、
子どもがいたら、また違った世界がある、とも言われます。

ちょっと溜息…。

今日は母の日です。

今年も母と、義母にプリザーブドフラワーを贈りました。
ネットで注文できるからとても便利です。

私もいつか(いつだろう?)母になる日が来ると思います。
小さいときは、
「母よりも早く子供を産む!」
と思っていたけど(どうせママになるなら若い方がいいと思っていた)、
結局三十路を越えてもまだ母になっていないどころか、
まだ母になる準備さえできないままです。

いつか私も母のようにたくましくなれるのかな。

いつも心配かけてごめんなさい。
そして、
いつもありがとう☆
いつまでもお元気でいてくださいね♪

南半球は冬支度に向かっています。



明日、TBSの「世界遺産」で、
オーストラリアの象徴である、
「エアーズロック」こと、ウルルが紹介されるそうです。

オーストラリア大陸の中央、砂漠地帯に忽然と浮かぶ、地球最大級の一枚岩!
(「最大」ではない)

「一枚岩」というと、なんだか小さい印象を受けますが、
高さは約870m、周囲も9.5kmほどあり、
現在のウルルが形成されるまでに6億年のときを要したと言われています。

日光の当たり方によって色が変わり、さまざまな顔を見せてくれます。

私も数年前にここを訪れましたが、
あたり一面地平線が広がる中に立っているこの岩の存在感は、
実際にその場に行くまではわかりませんでした。
神秘的です。

私の代わりにTV見てください~!



今年1月から募集が始まり、
昨日最終選考が終わった、
オーストラリアはQLD州のハミルトンアイランドでの「島の管理人」。

「世界最高の仕事」と謳われたこの仕事を射止めたのは、
イギリス出身の男性、ベンさん。
ベンさんは、7月1日から半年間、3億円とも言われる豪邸に住みながら、
週1回のブログの更新で
ハミルトン島を世界中にアピールすることになります。
その報酬、1500万ドル(日本円で1000万くらい?)!

最終選考に残った16人の中で、
一番有力視されていたのは台湾。
そして、中国、インド、アメリカ。
3日間にわたって、水泳や餌付け、カクテル作りなど、いろいろな面から審査されたようです。
我らが日本人女性もなんと最終選考に残り、
日本でも彼女の、この仕事にかける意気込みや最終選考に備えた取り組みなどが
放送されていたみたいですね。
レポーターの経験もあるし、美人さんなので、
当選したらすごいなぁ~と思っていたのですが、
残念ながら日本人もアジア人も選ばれませんでした。

ここで面白いのが、
最終選考前のジャーナリストたちの見方。
私のリスニングが100%ではないので、もしかしたら違っているかもしれませんが、
ほとんどの人が、台湾の女の子を有力候補と見ていました。
台湾人が選ばれれば、台湾のみならず、中国からの観光客を誘致できるのでは、
という期待。
でも、そういう経済的背景からだけではなく、台湾人の女の子は誰の目から見ても
好感のもてる感じだったみたい。

次に有力と考えられていたのは中国人。
その人っていうよりも、オーストラリア政府としては、
ポテンシャルのある中国マーケットを開拓したいとの意思があるため、
ここは中国人に頑張ってほしい、といったところ。

インドも同じく、巨大なマーケットを背景に、当選の期待大。
その候補者の男性は、個性があって面白いと評されていました。

QLD州への観光旅行者は、これまで
アメリカと日本がツートップだったらしく、
アメリカや日本にもマーケットはあるけれども、
もう開拓しきってしまった感があるのか、
「これまでたくさんの観光客が送り込まれてきているが」
とのコメントに留まっていました。
日本人の小林さんについてのコメントは、
「ユニークで、頑張っている」というような内容でした。
残念なのは、英語力かな…。

16人のファイナリスト中で一番若い候補者は、オージーの女の子。
とても可愛い子ですが、
「オーストラリア人が選ばれる可能性もありうる」くらいのコメント。
そうだよね~、オージーに決まったら、
「なんだ、それなら最初から国内で選考すればいいのに」ってなっちゃうもんね。

一方、あるジャーナリストが、
「カナダ人に(島の管理人に)なってほしい」と個人的なコメントをしたのも印象的です。
その理由に、
「オージーは、なんでかカナダ人が好きなんだよね」と。
へー、そうなんだ~。
まあ、反アメリカなオーストラリアから見ると、
カナダはニュートラルな感じがするんだろうな。

どの局も、他のファイナリストは紹介しなかったので、
あとはどの国の人が選ばれたのかわかりませんが、
イギリス連邦の一国であるオーストラリアが、
イギリス人を選んだのは一番無難でしたね。
選考前に、誰かが
「どの国を選んでも、まったく批判がないわけではないだろう」
って言っていたのですが、
イギリスなら納得じゃないですか?
まあ、ベンさんの職歴やガッツ、体力&カナダ人の彼女同伴っていうのは
国籍に関係なく選考にかなり影響したと思いますが。


ファイナリスト個人そのものというより、
オーストラリアと諸外国との将来性を加味した選考模様(実際のところはわかりませんけれども)は、
第三者からみると興味深いものであります。


こちらのテレビ番組って、番組編成がやたらと多いんですよ。

全豪オープンの前までやっていたプリズンブレイク、
その後、全然復活することなく今日に至ります。
ちょうどいいところで放送中断されちゃったんですよー。

と、そんなこともだんだん忘れつつあった今日この頃ですが、

リアル・プリズン・ブレイク勃発!!



シドニー西部のパラマタ矯正センターで3日午後3時ごろ、服役囚4人が脱獄し、現在も逃走している。脱獄した4人のうち3人はアボリジニ系、ひとりは白人またはヨーロッパ系で、4人中3人が19歳、1人が18歳という。

脱獄囚は強盗や加重暴行などの重罪で服役しており、スタートン捜査官は「脱獄囚を見かけた人はすぐ警察に連絡してください。また、絶対に彼らに近づかないように注意してください」とラジオで呼びかけた。



ウェントワース・ミラー様にはぜひともお会いしたいですが、
この4人のリアル脱獄犯に会いたくないな…。

こちらでの生活も快適に感じる今日この頃。

このいい加減さおおらかさに、
すっかり順応してしまいました。

***

私の住んでいるマンションは、
うちみたいな一時居住者が多く住んでいるため、
入れ替わりが激しいです。
ポストには、
あて先人不在で行き場のなくなった郵便物が日々届けられます。

ひとつの階には、20戸ありますので、
住んでいる人の人種も国籍もさまざま。
いろんな人がいます。


先月くらいに、私たちのお隣さんが引越しされました。
なんでわかったかというと、
車がなくなってたから。
お隣さんは、陽気っていう言葉が似合うおじさんが一人で暮らしていた様子。
会うとよく挨拶をしてくれましたが、酒飲みらしく、
一方では、「お酒飲むとからむ」という評判があったとか。

新しく入居してきた人は、どうやら一人ではなく、
複数の、しかも若い人たち。
会ったことはないのですが、
週末になると、夜遅くまで
ゲームの音が聞こえます。
夜中1時くらいまで、
何のゲームをしているのかがわかるくらい、大音量でやっているんです。
そんな大音量の中聞こえてくるのが、
女の子の咳。
先週後半から、結構咳き込んでいます。
あまりにもすごい咳なので、一瞬怖くなりました。。。

***

そして反対側のお隣さん。
たぶん、2、3人でシェアしていると思われますが、
平日はほとんどいない様子。
週末になると、いつも声が聞こえます。
そのうち1人はたぶん日本人。

そして、うちの上に住んでいる人。
上の人は、たぶん私たちが越して来てから変わってないと思います。
とにかく、日夜問わず、大工仕事をしています。
金槌でコンコン。
最初の3ヶ月くらいは、ドリルで工事をしていたので、
とにかくうるさいし(時間お構いなし)、
なんていっても、上の人が何かやった日の夜はゴキちゃん出現!
といううれしくないおまけつきなので、
本当に大迷惑です。
最近になって何かつけ始めたらしく、夕方から明け方までゴーンゴーンと、
鈍い音が絶え間なく音が鳴り響く…。

***

お隣さんではありませんが、
同じ階にいる、あるおばさん。
私はまだ被害に遭っていませんが、
旦那は、たまに同じエレベーターになって、小言を言われるようです。
「あなたたちは外部者なのだから、もうすこし私たちをリスペクトしなさい(英語)」
とか。
最初は、外国人すべてに対して言っているのかと思ったのですが、
どうやら見ていると、アジア人に対して一様に同じことを言っている様子。

そのおばさん、いつも怒っていて、
廊下にいると、いつもそのおばさんの怒鳴り声が響いています。
よく疲れないなぁ。。。

***

オーストラリアでは、
というか、少なくともメルボルンでは、
エレベーターで誰かと一緒になると、
必ずといっていいほど、挨拶をしたものですが、
シドニーでは、そういうことってあまりないですね。
結構ドライな環境だと思います
(空気が乾燥しているという意味でも、
人間関係がドライという意味でも)。
そういうのがイヤになって、地元に帰るオージーも、実際結構いるそうです。


2009年、123日目の今日
日本はGW真っ只中。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

オーストラリアでは、
まだ新型インフルエンザの感染症例はまだないとのこと。
(国外でオーストラリア人が感染したそうですが)
ラッド首相が、
「インフルエンザの予防には、手洗いを、石鹸を使ってしっかりと」
とコメントしましたが、
ここ数日のインフルエンザ報道で納得がいかないのは、
「○カ国、○○○人に感染、○○○人が死亡」
という数字で見る感染については触れるのに、
どういう症状が出る、とか、他のインフルエンザと比べた場合の致死率とか症状の違いとか、
数字ばかりが具体的で、かえって恐怖心をあおっているのではないかということです。

感染を繰り返すうちに変異する可能性があるそうですが、
今のところは今回のインフルエンザは弱毒性で、症状は比較的軽いとのこと。

こんな記事をみつけました。


通常のインフルエンザでも国内で毎年1万数千人が亡くなっているとし、「過去のパンデミックの罹患(りかん)率は20~40%に上る。流行への警戒は必要」と述べた


マスクをしたり、うがい手洗いをしたり、
日常できることから予防を促すというのはいいことだと思います。
弱毒性だからと言って「大丈夫だよ」なんていう報道は期待していませんが、
もうちょっと具体的な説明がほしいと思う今日この頃。


今回のインフルエンザの流行を受けて、
GW中の海外旅行を中止した友人もいます。
海外出張は一切中止になり、プライベートでの海外旅行も、
なるべく控えるように言われている会社もあるようです。
国境を越えた人の移動が簡単になり、世界がとても身近に感じるようになりました。
ウィルス問題っていうのは、これからもずっと続いていくのでしょうか。。。


日本はGW真っ只中!
みなさん、いかがおすごしでしょうか。

水曜日の授業のときに、
「今日は、にほんは「みどりの日」で、祝日です」
と紹介したところ、
日本の会社のコンサルをやっている生徒さんから、
「昭和の日?」
と聞かれ、あ、そうとも言えるかも、と思ったのですが、
な、な、な、なんとー!!
4月29日は「昭和の日」に名前が変更されていました。
というか、去年のカレンダーを見ても、
「昭和の日」となっている…。
私の記憶力の退化か、それともただ単に頭の中をアップデートし忘れただけなのか…。

ところで、今年のGWは最大16日お休みを取る人もいるとかで、
まさに
ゴールデンなお休みなんですよね。

そんな中での、この豚インフルエンザ、改め、「新型インフルエンザ」の流行は不安でたまらないでしょう。
オーストラリアは厳しい検疫で有名な国ですが、
そう、オーストラリアは水際対策が得意なのです。
なので、インフルエンザも、水際にとどめておいてくれるのではと、
淡い期待を抱いています。
そうでなくても、こちらでは冬に向かい、
季節性のインフルエンザの流行も見え隠れしています。
今オーストラリアに新型インフルエンザが流行し出したら
それこそ従来型のインフルエンザとミックスして
大混乱になりかねません。

インフルエンザはパンデミックになると、最低2ヶ月は続くと言われています。
今回のインフルエンザはいったいいつまで続くのかしら…。


今週末、シドニーでは各地でいろいろなイベントが予想されています。
私も日曜日はちょっとお出かけする予定なのですが、
控えたほうがいいのかな。



早いもので、今年ももう3分の1が終わってしまいました。

**

海外にいると、なおのこと、心配になってきます。

豚インフルエンザ

各国、水際対策を打ち出しているようで、
ここオーストラリアでも、
空港にて乗客一人一人の体温をスキャンして、感染の疑いがある人は検査を受けるよう、隔離して伝染を防ぐようにしているとのこと。

それにしても、
メキシコからの帰国者に感染の疑いが出るのはわかるのですが、
死者がメキシコだけに集中するのはなぜなのでしょうか。
用心するに越したことはありませんが、
この現象は鳥インフルエンザのときと似ていませんか?
鳥インフルエンザも、致死症例はほとんど発展途上国に集中していました。
これって、医療インフラの問題に関係するのではないでしょうか。
メキシコでは、十分な医療を受けられる人が少ないと言われています。
そのため、重篤になるまで放っておいたがために、
打つ手もなく、結果的にメキシコ政府の報告が遅くなってしまったのではないでしょうか。
また、感染力の強さがいかほどのものなのか、
まだ明らかにされていないのもひとつの原因かと思われます。


北半球では、季節性のインフルエンザからやっと解放されたばかりなのに…。
幸い、人口が多い北半球は春に向かっています。
これが3か月も前に起こっていたらどうなっていたか。。。

なんて言っている場合ではありません。
私がいるオーストラリアは、これからが冬なのです!
こちらで流行りだしたら大変だー。

昨日も今日も、
トップニュースではないものの(きまってセカンドです)、
朝から、テレビのニュースでは、
再三この豚インフルエンザ(swine flu)の話題が触れられましたが、
「一番の予防法は手洗い、うがい」とのこと。
(誰だ、「予防接種を打つこと」なんて言ったのは。
まだワクチン開発されていないでしょうが!)


でもねぇ。
オーストラリアの人って、そういう意識が全体的に低いような気がします。
どこでも平気で座っちゃうし(駅や電車内の階段はベンチ代わり)、
食料品が入った袋でも、平気でトイレの床においちゃうし、
それに、けっこう爪をかむ人が多いのだ。
潔癖症の私は、こちらに来てからだいぶ免疫ができましたが、
上の3つは申し訳ないけど、慣れないなぁ。

あと、オージーに限らず、欧米人によく見られる光景ですが、
鼻をかむときにハンカチでかむ(しかも、繰り返し使う)。
菌がハンカチについたままじゃー!!

マスクは売ってないので、
感染を防ぐためには、
やっぱり感染している人は外出しないことが一番なり。
こちらには、「sick leave」という、素敵な制度があるので、
こういうときにこそその休暇を使っていただきたいものです。
(ある企業の人事部の人から、
月曜日や金曜日にsick leaveを使う人がいて困っているという話(仮病のことが多いそうです)を聞いたことがありますが、
こういうときにこそ使ってほしいですよね~。)

あと、咳やくしゃみは10メートルくらい飛ぶものらしいので、
口を覆ってもらうとか。
(でも一部情報によると、ある国の出身者は、そういう習慣がないそうです。ガチョーン)
究極的には、なるべく息をしない、我慢することでしょうか(→?)。

オーストラリアでは、感染に対する処置の方法がわかりませんが、
日本では、処方薬は、おなじみのリレンザとタミフルだそうです。
ということは、症状としては、
他の季節性のインフルエンザと同じ程度だと考えられているということでしょうか。


いずれにしても、
感染が広がらないよう、
そして一日も早い終息を願うばかりです。

そして、どうか、豚さんを嫌わないでください…
(オーストラリアでは豚肉の購買客が減ったそうです…)
注)今日は下ネタです。

***

こちらは、当たり前ですが、トイレは洋式です。

私は、一人暮らし時代、便座の蓋をあけていたがために、
棚の上から落ちてきたものが水浸しになってダメになってしまった、
という苦い経験があり、
それからは便器の蓋は絶対に閉めるようになりました。

そのため、便器の蓋が閉まっているのは理解できます。

でも、女子トイレで、便座が上がっていることが多々あるのです!!!

最初は、トイレ掃除の人があげたままにしていたのかな、
はたまた、
性転換した人が癖であげたまま出て行ってしまったのかな、
と思っていました。

でも、そうではないのです。

そしてもう一つ。

たま~に、トイレットペーパーが散らかっていることがあります。

これも、便座に直接座りたくない人が、便座にシート代わりにトイレットペーパーを敷いた際に、風で下に落ちてしまったのだろう、くらいに思っていました。

でも、そうではないのです。

もうこの謎は解けましたが、
オーストラリアに旅行のみなさま、
トイレのご利用にはくれぐれもご注意を(?)。

2009年4月28日 日常 コメント (2)

火曜日のクラスは3人ながらも、
みんなそれぞれに忙しく、3人そろって授業をしたのがまだ2回しかない!
しかも、みんないつも遅れてくる…。
でも、みんなとても熱心に宿題もやってくるし、
復習もしてくれるので、
私は火曜日のクラスが好きです。

でも、
そのうちの一人が来週の授業でやめることに…。

私の行っている学校は、
3人以上そろわないと、授業が開講しないのですが、
他のふたりは日本語を続けたいと言ってくれています。
やめてしまう人は、内海くん似の、結構イケメンくん。
もともと、その学校でスペイン語を勉強していたのですが、
彼と同じレベルで受講を続ける人がいなかったので、
代わりに日本語を受けてみた、という理由なので、
続けないかも、と予想はついていましたが、
でも、毎回ノートは熱心に取るし、
質問もかなり高度なので、
やっぱり続けてくれるかも、とひそかに期待もありました。

ああ…
ショックだなぁ。


今、一緒に日本語を教えている先生(日本人)は、
旦那さまがオージー。
よって、お子さんはハーフ。

一度、そのお子さんにお会いしたことがあるのですが、
見た目はどこからどう見てもハーフ、というか、
どちらかというと、オージー系、
(でも、お母様は、「そう?もう見慣れちゃったからわからないわ」と…)
でも、結構上手な日本語を話しています。

以前、ご自宅に電話した時、
娘さんが出たのですが、念のため英語で話したら、
「あ、少々お待ちください」
と流ちょうな日本語で返されました。
まだ小学生だというのに、「少々お待ちください」とは、なんて丁寧なんだぁ!

ちょっと気になって、その先生に、バイリンガル子育て の秘訣を聞いてみました。

先生のご家庭の場合、
旦那さまがほとんど日本語がわからないので、
旦那さまは常に英語。
先生(奥さま)は、旦那さまとお話するときは英語、
娘さんとお話するときは日本語、と使い分けているようです。
というか、それをしないと、子供が混乱してしまうのだそう。

今は、娘さんが日本語と英語の区別ができるようになったので、
たまにお母さんが間違えて英語で話しかけてしまっても、混乱しないそうですが、
そこまで持っていくにはさまざまな苦労があったようです。

お父さんがオージーだし、オーストラリアに住んでいるので、
英語をマスターするのは、特に学校に行くようになってからは楽だそうですが、
日本語を維持するのは並大抵のことではなさそう。
まわりのできごとはすべて英語で起こっているのに、
なんで会話を日本語でしなければいけないのか

というジレンマが起こることがあるとのこと。

学校が地元のオージーの学校なので、
友達との会話は自然と英語。
英語はぐんぐん伸びる。

でも、日本語は家でしか使わないから、
英語と日本語の成長の比率は、どんどん差が出てきてしまう。

ただ、娘さんの行っている学校では、
第一外国語として、日本語が選択できるそうで、
そこで日本語に触れ(でも、娘さんには簡単すぎる内容…)、
さらに、「土曜校」と言って、日本の背景をもつお子さん対象にした日本人学校が週末にあるので、
それに通って、日本語は保たれているそうです。

両親のどちらかが日本人でも、
こちらに住んでいると、やはりまわりは英語、
せっかく仲良くなった友達ができても、日本語で話すことはまずない。
そういった事情から、
学校にあがると、日本語を拒否し出すお子さんもいらっしゃるそうです。

ハーフだから、両方の言語を話すようになるかというと、
必ずしもそうではないみたいです。
両方とも同じくらいのレベルで話したり、書いたりできるようになるには、
相当の時間と労力を使うようです。
先生のご家庭は、お母さん(先生)ご自身が
日本語教育に携わり、しかもシドニーでも先頭切っていろいろご活躍なさっている方なので、
娘さんも積極的に日本語に触れる機会があるのだそうです。


私は、長いこと英語習得にえらい苦労した身なので、
ハーフだと、両方の言語を自由に操れるんだろうな~(うらやましいなあ)、
とプラスの面ばかりとらえてしまいましたが、
常にそういうわけではなく、
ハーフの本人も、そして子供を支えるご両親にも
実はものすごい時間と努力が必要なのだと教わりました。


日本でも、バイリンガル教育が盛んだそうですね。
小さい時から英会話教室に通ったり、英語の教材を家で見せたり。
私もそういうのにあこがれていたのですが、
私にはバイリンガル教育は無理だろうな、と
その先生のお話を聞いてふと思いました。
主人は結構反対。
日本語もろくにわからないうちから両方やらせたって無理!って。
その通りでございます…。

それより、
こちらに来てから、日本語を話したり聞いたりするのはほとんど私と、という旦那は、
最近、やや女言葉になりがち。
私も私で、
日本語を教えるようになってからは、「わかりやすい言葉で」を心がけているため、
日本語が若干不自然になりがち。
夫婦そろって、日本語正せ!って感じですよね。



チップと日本人

2009年4月24日 日常
以前、ヨーロッパのホテル経営者が選んだ、
「お行儀のいい旅行者」ランク(国籍)が発表されました。
それによると、日本人は2年連続で一位に選ばれました!
ぱちぱちぱち~!!!
これはとても誇らしいことであります。

これに関して、外国人から見た、日本人旅行者についての
個人ブログを読んだことがあります。
うる覚えですが、
「日本人は丁寧で礼儀正しく、静かでホテルの部屋もきれい」、
と、その人もその調査結果に同意しつつも、
「その国の言葉を話そうとしない(=日本語で通そうとする)」とか、
「チップを払わない」、
という否定的な面を書き加えてました。

そのときは、なるほどなぁと思ったものの、
こちらに来て、それを目の当たりにする機会が増えました(そりゃそうだ)。

一度、シドニーCBDのカフェで、
日本人観光客が、おつりをきっちり受け取って帰っていくのを見て、
店員さん二人が「おつり持って帰ったよー」と話しているのが聞こえてしまいました。

***

私がオーストラリアから日本に帰ったあと、
オーストラリア旅行に行く友人が何人かいたのですが、
よく聞かれたのが、チップについて。

オーストラリアは基本的にチップの習慣はありません。
でも、ファーストフードでない限り、
レストランのレジにはチップ用の箱が用意されていることがほとんどです。
また、ウィークエンドやパブリックホリデーには
一定のサービス料が加算される所も多いです。

なんだ、結局は、チップの習慣はあるのね。
ということで、
私も、レストランなどでおつりの小銭はチップ箱に入れることがあります。
あと、タクシーのおつりは運転手さんにあげるとか。

でも、日本にはチップの習慣はオーストラリア以上にないし、
そもそも、サービス業のとらえ方自体に違いがあるような気がします。

こちらだと、気持のよいサービスを受けた場合にチップを渡すことがありますが、
日本では気持のよいサービスを受けたからと言って、
チップを渡すことはありませんよね。
私はまだ十数カ国しか行ったことがありませんが、
その中で日本以上に「サービス」が徹底している国はなかったように思います。
過剰すぎるくらいの日本のサービスに慣れている日本人にとっては、
海外のサービスはむしろ、物足りなくなる感じるくらいでしょう。

そういうバックグラウンドがあるので、
日本人のチップに対する認識は極めて薄いものと思います。
日本人がチップを払わないことに対して、
ケチという見方があるかもしれませんが、
でも、
外国人の方にはこれも日本の文化の一面だということを理解していただけたらな、と思ったのでした。

ごめんなさい、眠くなってきました。。。
この辺で終わりにします…zzz

8年前の2001年4月21日土曜日。

私は日本を経ち、シンガポール経由でオーストラリアに来ました。
日本語教師アシスタントをするために。

出発当日の21日は、
私の大好きな「名探偵コナン」の劇場版「天国へのカウントダウン」公開日。
倉木麻衣の主題歌だったし、見たかったー!!
実は、後ろ髪引かれながらの出発でしたのだ。

そして、
4月22日日曜日、シドニーに着きました。

初めて降り立ったシドニーは、
朝から雨がざーざーと降っていて肌寒く、
思い描いていた青空のオーストラリア、とは違った印象でした。

初めて入ったトイレでは、
トイレの個室の扉の下の隙間にひやひやしながら、
(今は改装されましたが、当時はかなり隙間がありました)
トイレットペーパーがないのに油とり紙があるのにびっくりしました。
でも、その油とり紙みたいなぺらぺらかつ小さな紙が、
実はトイレットペーパーだったのだと後でわかりました。

税関では、
持ち込んだ梅干はスルーされたのに、
金平糖でなぜかひっかかり、
大きなスーツケースをまたも空港であける羽目に…
(成田でも、重量オーバーのため、荷物を手荷物に分けるよう、指示されました)。

また、空港からホテルに向かうリムジンで、
Where would you like to go トゥダイ?
と聞かれ、
Where would you like to go to die?
(どこに死にに行くの?)
と瞬時に頭の中で和訳し、
一瞬怯んだのを覚えています。
これこそが、オージーイングリッシュの洗礼を受けた最初の瞬間でした。

さらに!
ランチを食べに出かけるも、
どれもこれもデカくて見ているだけで満腹感が得られるような
ビッグミールにもびっくりしたのを覚えています。

それにしても、
オーストラリアには誰も知り合いがいなかったし、
あまりよく国のことを知らなかったのですが、
よく来たなぁ。。。


それから7ヶ月後には帰る予定だったのに、
結局オーストラリアの魅力に取り付かれて
3ヶ月ラウンドをしてシドニーを経ちました。
そのとき、またオーストラリアに来るだろうなという予感がありました。
そうしたら、本当に来られました。
信じれば、願いはかなう!?



日本にもある、スーパーのカートにまつわる、不思議。

その1。
日本より大きいので、小さな子供がすっぱりと入れる。
お買い物の品物を入れるだけではなく、
子供のベビーカーみたいにも使える、便利なカート。
しかーし!
子供が土足で乗っているのに、一緒に食べ物を入れてしまうのはどうかと思うのですが…。

その2。
そのカート、お店以外でもよく見かけます。
例えば、道路わき。
お店から近いならわかるけど、周りに何もないところでさえ、
見かけることがあります。
あれは、なんだ?
どうやって持って行くんだろう?
「カーとは持ってってもいいんだよ」と、誰かが教えてくれたのですが、
実際はやはり窃盗になるらしい。
ただ、それを取り締まるためのちゃんとした法律がないので、
罪には問われないのだとか…。
ちなみに、その持ち去られたカーとは、ボランティアの人が収集して
お店に届けるんだそうです。

スーパーのカート、
持って行くのはなんでだろう~?
(「なんで」というより、「どうやって」?)
こちらに来て最初、テレビ番組の仕組みがよくわかりませんでした。

だって、日本だったら、多くの場合、00分か30分に番組が始まるけれど、
こちらは、夜の番組はほとんどスタートが30分からなんです!
映画となると、20分とか40分とか、なんとなく変な時間…。

ドラマも、○時30分から1時間。
そして、番組と番組の間にはCMがなく、
番組の途中で短いニュース番組が入ります。

チャンネル●なんて、時間通りに番組が始まることはあまりなく、
だいたい、数分遅れて開始。
しかも何の告知もなし~。
最初の方は、番組が変更もしくは中止されたのかと思ってしまいました。

あと・・・。
番組編成が多く、
視聴率が取れないドラマは結構シビアに放送中止されます。

そういえば、プリズンブレイク、いつになったら戻ってくるのー!!


大きいものより、小さいものの方が高いことがあります。

コーラとか、チップスとか。

なんでだろう~?

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